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著者)黒澤俊夫
監修)工藤純夫
2023年/A5判 /144p
軽度認知障害(MCI)を「認知症グレーゾーン」と位置づけ、歯科受診での留意点、医科歯科連携による進行抑止の可能性を探る本です。
国内外の研究成果を反映しつつ、長年、地域連携で高齢者歯科診療に携わってきた著者ならではのノウハウも余すところなく開陳。簡潔にQ&A形式でまとめられた解説により、現場の「?」にすぐに答えてくれます。
【目次】
1. そうなんだ! 認知症の実際
「初期の段階なら正常な状態に戻れる?」
「進行抑止のため、日常的な歯科医療でできることは?」
「発症を予測する方法は?」
「歯周病、糖尿病、認知症に相関はある?」
「睡眠障害、認知症、口腔症状に相関はある?」
「認知症の有無と、歯数や咬合に関連は?」
「高齢者施設、介護事業者が歯科に期待するのは?」他
2. 診療の同意と配慮
「認知症が疑われた際、歯科治療の同意を得る上での注意点は?」
「認知機能が低下している高齢者に、自費診療を勧める際の注意点は?(協力:小畑真)」
「訪問歯科診療での注意点は?」他
3. 認知機能低下のチェック法
「外来で、認知症を見つけやすい場面は?」
「認知機能の低下が見られたら、どう対応?」 他
4. 気づきと伝達(本人、家族、医師 他)
「認知症の疑いを、患者さん・家族にどう伝える?」
「認知症が疑われた際の、医師への診療情報提供書(紹介状)の書き方は?」
「地域連携を上手く働かせるには、どんな技量が必要?」 他